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LS460 エアサス異音の原因は。    車高変化に一手間を。   

去年11月にATF完全圧送式交換で

来店頂いたレクサス LS460

 

 

USF40   走行距離 48000km

 

 

 

 

エンジンオイル・ATF・デフオイルまで

オールNUTECで交換させてもらいました。

 

 

 

 

 

 

 

いつものように納車時に作業結果の説明や、

今後の整備などについての会話の中で・・・。

 

 

 

 

 

 

 

『このLS 右の前から僅かにコトコトと音がしますよね?』

『ご存知ですよね~。』

 

と何気なく話したのですが・・・・。

 

 

 

 

 

 

『いや~全く気が付かなかったです・・・。』

 

とその時はそれで会話が流れていき、

納車となったのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

数週間後に再度メール連絡があり、

 

『気をつけて音を観察すると、やはり右前から音がする。』

『気になるので修理をお願いしたい』

 

と修理依頼をいただきました。

 

 

ありがとうございます。

 

 

s-IMG_2870

 

 

前回入庫時はATF交換がメインなので、

異音発生源は未確認。

 

 

 

 

試運転を繰り返し、もう一度異音を診断。

 

 

右エアサスペンションASSYからと特定しました。

 

 

 

リフトアップをして

サスペンション関係を観察すると、

 

 

ロアアーム・アッパーアームなどのゴムブッシュが、

ほぼ全て亀裂破損。

 

 

 

 

 

 

現状をオーナー様にお伝えし、

 

・エアサスペンション (左右)

・ロアアームASSY (左右)

・アッパーアームASSY(左右)   を交換する事になりました。

 

 

s-IMG_2872

 

 

アルミ製のナックル・タイロッドエンドなどを切り離し、

 

各アームASSYを外していきます。

 

 

 

ロングボルト化したボールジョイントを、

破損しないように作業しました。

 

 

 

s-IMG_2887 s-IMG_2889

 

ロアアームのブッシュは、深い亀裂が入っていますね~。

 

放置すればネジ切れるのも

時間の問題でしょう。

 

 

 

 

(強力に固着してそんな簡単には外れない)言われる

ナックルとロアアームの分厚い連結部を、

 

SST工具を駆使して外しました。 (無茶苦茶固いよ)

 

 

 

 

 

この作業でミスると

 

SSTが壊れるだけではなく、

ナックルまでダメになるので慎重に。

 

 

(並の工具なら外れないか?壊れるか?だと思います。)

 

s-IMG_2878 s-IMG_2879

 

 

右のエアサスペンションASSYは

外観からはオイル漏れが分からないのですが、

 

 

分解していくと

このようにショックオイルが流出してました。

 

 

 

 

おそらくこれが異音の原因でしょう。

 

 

 

s-IMG_2897

 

 

デュアルアッパーアームASSYも、

ここまで分解すれば交換がしやすいですね。

 

 

 

ベースプレートごと外して、

アームを捻ってみると・・・。

 

 

 

s-IMG_2885 s-IMG_2899

 

こちらも深い亀裂がはいっていますね。

 

 

 

僅か5万キロでなぜここまで劣化するのか?

 

純正新品と比べてみますね。

 

 

s-IMG_2886

 

対策品になりブッシュ形状が変更されていますね。

 

 

旧型はアームのしなやかさを出すため、

ブッシュゴムが2重構造に。

 

 

これでは耐久性がなくなったので、

1重構造のゴムブッシュに変更改良

 

 

耐久性が向上するとイイですね。

 

 

s-IMG_2882

 

 

全ての部品を交換し、

エアサス車高制御でエア充填

 

 

1G締め付け後、試運転。  (異音も解消)

 

 

アライメントを測定調整し、

作業完了となりました。

 

s-IMG_2945

 

 

LSだけに採用されているこのサスペンション形式。

 

 

今まで入庫したほとんどのLS(3万キロ以上走行)は、

アッパー・ロアともにアームブッシュが破損しています。

(ブッシュが小さい・稼動域が大きい)

 

 

 

逆にクラウン・IS・GS などは結構丈夫で、

見た目での亀裂は少ないです。

(ブッシュがデカイ ・ 稼動域が少ない)

 

 

 

 

 

上質な動きをするためにブッシュゴムを

小さく柔らかくしているのも原因なのですが、

 

 

 

 

 

 

 

 

もう一つの原因はエアサス機能にあると思います。

 

 

 

 

 

エアサスペンション車をローダウン化するのは、

スプリング式サスペンションに比べて簡単。

 

社外エアサスコントローラーを装着すれば、

サスペンションを触ることなくローダウンが可能。

 

 

 

 

 

車高が変われば

 

アームブッシュを固定しているボルトを緩め、

ブッシュのネジレを開放しないといけない。

(通称1G締め付け)

 

 

 

 

簡単なローダウン化は一手間の作業が抜けているので、

ブッシュを破損している可能性が高いのです。

 

 

 

 

 

中古車購入の場合は前所有者が

どんな乗り方をしていたかが分からない。

 

 

エアサスコントローラーで

安易な車高変更をしていたら、

 

比較的少ない走行距離で、

ブッシュが亀裂破損している事もあるのですよね。

 

 

 

 

 

 

(カタカタ・コトコト)サスペンションから音が鳴っていませんか?

 

それってLSの本来の姿ではないのですよ~。

 

 

 

2016年1月19日

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