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劣化しているのが分かりずらい。  ブッシュとシールのゴム部品。 説明という重要な仕事。

前回ブログで紹介したアルファード ANH10

http://securityfeed.info/blog/?p=6666

 

 

今度は足回りの整備をしていきますね。

 

 

 

トヨタ ミニバンに多く採用されている

リアアクスルビーム式サスペンション。

 

 

部品点数が少なく、比較的簡単な構造です。

 

 

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地面の凹凸からくる衝撃を

スプリング・アブソーバー・ビームのネジレで吸収。

 

 

 

そしてもう一つ

一番負荷が掛かり、劣化している部品が

左右にあるアクスルブッシュになんですよ~。

 

 

 

 

 

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コブシ大ほどの大きなゴムブッシュ。

 

凹凸で振動する度にネジられて

経年劣化・硬化で千切れてしまっていますね。

 

 

 

今までの経験上、大体 10万キロ走行で

このブッシュは破損しています。

 

 

 

 

 

 

直進安定性に大きく影響するこのブッシュを

前回来店のATF交換した時に指摘させて頂きました~。

 

 

 

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ブレーキラインやハーネスを切り離し、

スプリング等も外してビーム本体を下ろします。

 

 

結構重たいので一人では持てないんです~。

 

 

こんな重たい部品がガタゴト動くので、

大きなゴムブッシュでもそんなに長持ちはしない・・・。

 

 

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昔の車両のようにブッシュ全体が

ゴムの塊になっているのではなく、

 

 

滑らかさ・しなやかさ)を出す為に

隙間が空いてますね。

 

 

 

 

リアのアライメントが狂うのも

このブッシュの劣化が原因に挙げられます。

 

ブッシュボルト穴が新品と比べて、

ズレているのが分かりますかね~?

 

 

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ビームにブッシュと同径の治具と

アームプーラーをセットし、

 

 

ドイツ クッコ社 油圧ラムを間に挟みます。

 

 

プーラーだけだとアームのツメが

回転方向に外れ易いので、

 

 

油圧ラムを使うと100KN

グイグイ押し出してくれ、非常に重宝しています。

 

 

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今度は引き入れていきます。

 

ブッシュの位置合わせを確認し、

慎重に圧入していきますね。

 

 

 

 

左右ブッシュ交換が終われば

スプリングインシュレーターも交換して

 

元通りに組み立てしていきます。

 

 

 

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前後ブレーキキャリパーのオーバーホール。

(分解洗浄&シール全交換)

 

 

 

近年の車両ではブレーキからのフルード漏れは、

非常に少ないです。

 

 

 

 

ですがフルード漏れが減った弊害として

キャリパーのシール交換作業を実施しなくなり、

 

ブレーキパッドの片効き変磨耗

最近多く見られます。

 

 

 

 

 

 

折角まだまだ使えるブレーキパッドが

変磨耗のために交換したり

 

 

キャリパー固着のためディスクローターまで焼けて

全交換するパターンもあるのですよ。

 

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キャリパーピストンの動きの

全てに関与しているシールリング。

 

 

これが硬化してくると、しなやかさが無くなり

ピストンの戻りが悪くなります

 

 

 

 

 

輪ゴムみたいな単純な部品ですが、

結構重要な役目をしているのですよね~。

 

 

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キャリパーとピストンをクリーニングし、

シール・ブーツを交換してグリスも注入しますね。

 

 

 

ホルダーのスライドピンの穴も洗浄し、

こちらもグリスで滑らかに動くようにします。

 

 

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ブレーキパッド残量は

多く残っていますので再利用。

 

 

ブレーキパッドの振動を抑えるため

パッドシムに付着した古く硬化したグリス

 

全て落としてあげますね。

 

 

 

 

グリスが古く硬化した状態だと

シムの意味が全くなくなりますから。

 

 

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WAKO’S ブレーキプロテクター   ブレーキパッド専用グリス。

 

 

耐熱・耐久・耐水の機能を強化した

ワコーズ高性能パッドグリス。

 

 

 

 

 

高温時でも安定して粘度を確保し、

ブレーキングの振動を抑えます。

 

 

ベッタベタの高粘度のため、

薄~くシムに塗りこみますね。

 

 

 

 

ブレーキフルードも全交換し

エア抜き作業と漏れチェック。

 

試運転をして納車となりました。

 

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ミナト自動車の点検整備は

車検に合格する事を目的とした作業ではありません。

 

 

 

上記で紹介したリアブッシュの交換

キャリパーのオーバーホールも

 

余程酷くない限り、

実施しなくても車検には十分合格すると思いますよ。

 

(車検合格水準 =  国が定めた最低ラインの基準)

 

 

 

 

 

本来の機能を失った部品を見つけ出す。  (点検

なぜこの部品が劣化し、ダメになるとどううなるのか? (説明

 

 

その結果、性能が回復し本来の姿に戻るのは

点検という作業無しでは辿り着かないと考えています。

 

 

 

また説明という(行為)無しでも、

恐らくお客様の期待に答えられないと思います。

 

 

 

 

 

私が思う(点検)とは

 

確かな整備知識・技術からの

良否チェックだけではなく、

 

 

 

(難しい内容も分かりやすく噛み砕いて説明する)技術も

重要な事だと認識しています。

 

 

s-mm

 

本日もミナト自動車ブログ 日々是好日に

お越し頂きありがとうございます。

 

 

現在はステップワゴン 側面事故の板金作業中。

 

気が重くなるオートスライドドアの交換も終わり、

今週からは塗装工程に入れそうです。

 

 

 

 

塗装工程にはいるとシンナーを使うので

指紋に染み付いた整備での油汚れはキレイになるんですよ~。

 

 

逆に塗料が付いて変な手になるんですけどね~。

 

 

 

それではHappy Car Life!!

 

 

2015年5月25日

baden-medservice.com

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