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見た目では問題なさそうですが。      シーリング機能とスプリング機能。

トヨタ クラウンエステート JZS175W

H12   走行距離99000km

 
リアブレーキから時々音がしていて

最近酷くなってきたので見て欲しいと

依頼されました。

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音の発生源は右リアブレーキから。

 

 

タイヤを外して確認すると

ブレーキパッドが片側だけ残量が無くなっていました。

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対向ピストン型ブレーキキャリパーで

このようになる原因は

主にピストンシールの劣化にあると思います。

 

 

 

新車から14年間経過しても

ブレーキフルードの漏れはナシ。

 

もちろんブーツ等の破損もありません。

 

 

 

 

 

 

オイルシーリング性能

充分に機能しているのですが

 

 

 

ピストンシールの働きは

それだけではないのですよね。

s-RIMG4834

 

見た目は問題ないが、機能的には低下しているので

ブレーキキャリパーのオーバーホールを行いますね。

 

 

 

 

 

 

最近、この作業が非常に多いんです~。

 

車両保持年数が長くなっているのでしょうね。

 

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ブレーキキャリパー内にあるピストンは

フットペダルなどから発生した油圧で押し出されます。

 

 
逆にペダルを放してブレーキを緩めた時に

ピストンは元に戻ろうとするのですが

 

どの力が作用して戻ろうとするのか、ご存知ですか?

 

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このような輪ゴムみたいな物のゴム弾性

ほんの少しだけ戻る方向に動いているのです。
(ドラムブレーキのスプリングと同じ働き)

 

 

 

 

 

ピストンシールと呼ばれるこのゴムは

オイル漏れを防ぐ機能の他に

ピストンを少しだけ戻す機能も兼ねてます。

 

 

 

 

 

 

 

ローターとの適度な隙間を作り

ブレーキパッドが引きずらないようにしているのですね。

 

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今回は右リアのみの不具合ですが

リア左右はもちろん、フロント側もオーバーホール暦が無い為

 

 

4輪全てオーバーホールしますね。

 

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車検の時に確認するのが

ブレーキパッドの残量
(あと何ミリあって、どれぐらい使えるか?なと)

(年間走行距離からも交換の可否を判断しています。)

 

 

 

 

 

その時2枚あるブレーキパッドの内外側

減り具合の確認を。

 

 
多少の誤差はよいですが

目視状態で、または測定してみて
大きく差が有る場合は要注意

 

 

 

 
ブレーキキャリパーが持つ本来の性能が

低下している可能性がありますよ。

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フロントブレーキはフローティングタイプ。(浮遊型)
スライドピンのスムーズな動き も重要。

 

 
ダストブーツも交換し

スライドピンのグリスも新しく入れ替えて

滑らかな動きになりました。

 

 

 

 

 

 

 

ブレーキパッド内外側の磨耗差は

制動力にはそんなに影響は無く

車検には合格すると思います。
またゴム質の向上のせいか

フルード漏れも昔に比べて非常に少なくなりました。

 

 

 

 

 

 

 

だから余計に交換する機会

無いのが現状ではないでしょうか。
(安さを売りにした車検で漏れていなければ、交換をススメられる事はないでしょう。)

 

 

 

 

 

磨耗差が酷くなると固着してしまい

ブレーキパッドの早期磨耗

ブレーキローターへの摩擦熱による歪み

も進行してきます。

 

 

 
すると部品の寿命が縮み

余計な出費が増えますよね。

 

 

 
安全と経済性を考えると

コレも定期的な交換を。

 

長めにみても15年 or 10万キロが一つの区切りではないでしょうか。

 

 

 
予算的に問題なければ、検討しても良いと思いますよ~。

 

 

 

2014年11月9日

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