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よくある故障診断の様子。  こんな風に調べているんですよ~。  

エンジンチャックランプ (エンジン警告灯)が点灯し
オーバーヒートしたニッサン キューブ Z10

レッカー車で運ばれ、入庫しました。

 

 

s-RIMG4803nn.jpg

 

 

 

 

チャックランプが点灯し
エンジンが始動困難に。

 

 

冷却水がエンジンルームの下から漏れているので
オーバーヒートではないか?

 

 

とロードサービスの方に言われたそうです。

 

 

 

 

 

 

 
s-RIMG4802.jpg

 

 

 

 

エンジールームを開けると
ラジエターリザーバータンクは空っぽ

 

恐らくオーバーヒートにより吹き返したのでしょうね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それではオーバーヒートした原因を診ていきますね。

 

 

 

 

冷却系等のリークテスト
ラジエターキャップにリークテスターを接続し
冷却ラインを加圧していきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

漏れている箇所があればゲージの圧が下がり

LLCが吹き出てくるのですが
圧も下がらず、漏れも無し。

 

 

 

となるとラジエターファンの不良かな~?

 

 

 

 

 

 

 

s-RIMG4797.jpg

 

 

警告灯も消えないので
スキャンツール(G-SCAN)を接続し

 

 

ダイアグコードを読み取ると
オーバーヒートになったのは間違いないようです。

 

 

 

 

s-RIMG4794.jpg

 

 

メーターの水温計は正常値
しばらくするとラジエターファンも回りだし
こちらも問題なさそう。

 

 

 

 

なぜこれでオーバーヒートしたのかな?

 

 

漏れはナシ。
水温計も正常。
ファンも回る・・・。

 

 

 

 

 

 

 
s-RIMG4792.jpg

 

 

LLCを補充して エア抜き&暖機中。
その間、スキャンツールのデータモニタで
ECUに入力される数値を見ていると・・・。

 

 

 

 

ハッとして

 

 

スグにエンジンを止めました。

 

 

 

 

 

ECUに入力される水温センサーの数値が 92℃
運転席のメーターの水温計は正常値(おそらく80℃前後?)。

 

 

 

わずかな数値のズレですが
冷却ファンも回転しているのに

データモニタ側の数値だけグングン上昇。     (メーター側はそのまま)

 

 

 

 

 

そうなると思い当たる所はアソコでしょう。

 

 

 

 

 

 
s-RIMG4799.jpg

 

 

 

 

 

ラジエターファンが回るほど
高温を示しているのに

 

 

 

ラジエターのアッパーホースを触ると
生暖かい程度

 

 

 

 

 

ロア側のホースを触ると

 

 

アツアツの高温状態
サーモスタッドの不良ですね。

 

 

 

 

 

 
s-RIMG4800.jpg

 

 

 

 

青矢印がアッパーホース。

赤矢印がロアーホース。

黄色矢印がサーモスタッドの位置。

 

 

 

 

 

サーモスタッドが規定温度(82度)
フルオープンせずに
エンジン側のLLCのみが上昇。

 

 

 

 

 

ラジエター側への循環が出来ずに
オーバーヒートしたのでしょう。

 

 

 

 

 
s-RIMG4817.jpg
s-RIMG4818.jpg

 

 

その後 サーモスタッドを交換し
エア抜き と 試運転をして作業は完了。

 

 

 

調べる順番は多少前後しますが
だいたいこんな感じでしょう

 

 

 

オーバーヒートによるエンジン損傷や
ガスケット抜けが無かったのが救いですよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

このキューブの場合は
メーターの水温計用センサーと
ECU入力用のセンサーは別々に有ります。

 

 

 

ECUと冷却ファンには水温センサー
メーターの温度表示用にはサーマルトランスミッター

 

 

 

最新の車両だと統合している場合も
あるかも知れませんね。(また逆に複数以上ある場合も)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結果を見れば
データモニタの数値と
メーター内の水温計は どちらも正常

 

 

 

サーモスタッド不良による
冷却ライン内の温度差が現れただけか?

 

 

 

センシングしている場所は
どちらもシリンダヘッドなのにね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どちらかのセンサー特性が
ややズレている可能性もあるが
もうスグ乗り換え予定なのでこのままで行く事に。

 

 

 

今回は比較的簡単な オーバーヒートの故障診断。
こんな手順で作業しています~。

 

 

 

 

 
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またまたトラックの架装作業に掛かっています。

キャビンがデカイので
屋根だけ先に塗装中。

 

 

トラックが入ると狭い工場が
さらに狭くなりますね。

 

 

 

 

 

今月末の納車を予定していますが
ん~間に合うかな・・・?    無理かも。

 

 

 

 

それ以外にも依頼を受けている作業が多すぎて
ブログの記事アップが遅れています。  (時間が無い~!)

 

 

 

 

また作業依頼の受付も制限していますので
ご迷惑をお掛けしますが
ご理解の程宜しくお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

2014年11月6日

www.baden-medservice.com

http://www.rikon-ya.com/

profvest.com/2018/06/trust-in-trade-hyip-otzivi-obzor.html

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