1. TOP
  2. ミナトBLOG

福井県からデリカ D-5 リフレッシュプラン。 フラフラ・ふわふわするのは整備をすれば改善します。 バラバラな整備は意味ないですよ~。

本日1月7日から営業を開始しました。

 

正月休暇中にいただいたお問い合わせメールも、今日中には全て返信しております。

 

 

もし弊社からの返信が無かった場合はエラーになっている可能性がありますので、お手数ですがお連絡をいただけると対応させていただきます。

 

s-IMG_6230

 

今回ご紹介するのは去年末に入庫して年末納車しました、

福井県からリフレッシュプランの依頼内容です。

 

三菱 デリカD-5 CV5W 4WD CVT車

走行距離14万キロ

 

 

 

 

メールからのご相談では足周りの劣化からか?フワフワする乗り心地で、揺れが収まりにくく左に流れていくそうです。

 

まだまだ良い状態で使用したい為に、普段の点検整備では触らない箇所まで予防整備をする事を依頼されました。

 

 

 

 

 

予約入庫から問診をし、試運転を実施します。

 

そこから事前ホイールアライメントを測定して、

エンジンや下回り等も点検をしていきます。

 

 

s-IMG_6234 s-IMG_6235 s-IMG_6252 s-IMG_6253 s-IMG_6255 s-IMG_6257 s-IMG_6262 s-IMG_6263 s-IMG_6268 s-IMG_6273

 

ホイールアライメントはやや乱れており、スキャンツールや各テスターからの数値を見る限りでは大きな異常や故障は無さそうです。

(デジタル的な点検ではという意味で。)

 

 

 

 

 

次はリフトアップをしてタイヤを外し、各機構を点検します。

(こちらはアナログ的な手法の点検内容)

 

s-IMG_6274 s-IMG_6275 s-IMG_6276 s-IMG_6278 s-IMG_6279 s-IMG_6282 s-IMG_6284 s-IMG_8759 s-IMG_8766 s-IMG_8763 s-IMG_8762 s-IMG_8767 s-IMG_8769

 

ブレーキ関係は塩害の錆で腐食が多く、ゴムブーツやアームブッシュも破損が大きく限界を過ぎているようですね。

 

エンジン上部からのオイル漏れもあるので、

このあたりも整備が必要ですね。

 

 

 

 

アナログ・デジタル両方からアプローチした点検結果と、弊社の過去の経験からオススメの整備プランを制作。

 

予算に合わせて御見積をし整備内容を提案しました。

 

 

 

オーナーさんと協議しOKをいただけたので、

順番に作業を始めますね。

 

s-IMG_8830 s-IMG_8831

 

まずはエンジン/シリンダーヘッドカバーからのオイル漏れ。

ゴムガスケットが経年劣化でカッチカチになっていました。

 

 

こうなるとガスケットが縮んで少しずつオイルが滲み出てくるので、早めにケアしてあげましょう。

 

 

s-IMG_8832 s-IMG_8833

 

ゴムガスケットを交換して、

要所要所に液体ガスケットを塗り、

元の状態に戻しますね。

 

 

 

 

スパークプラグも交換しました。

 

排気ガステスターの数値は悪くないのですが、

スパークプラグをチェックすると外側電極が凹状磨耗し、

ギャップ過大も確認できました。

 

 

s-IMG_8843 s-IMG_8845

 

 

 

中心電極はイリジウムで外側電極はノーマルの

(なんちゃってイリジウムプラグ)が装着されていました。

 

このタイプは耐久性が無い割には安価でも無いので、

弊社では使用していません。

 

 

 

 

s-IMG_8838

 

中心も外側も電極にイリジウムを使用した、

NGK イリジウムRXプラグ。

 

高性能・高耐久性のこのプラグを使用すれば、

10万キロは無交換で使用できます。

 

 

 

(なんちゃってイリジウム)と数百円しか価格が変わらないので、こちらを使わない手はないですよね。

 

s-IMG_8847

 

 

 

 

 

長く使用した樹脂製ベルトプーリー&テンショナーも、

今回交換しました。

 

またスロットルボディに蓄積するカーボンを清掃して、

アイドリングの安定化を向上させますね。

 

 

s-IMG_8823 s-IMG_8849

s-IMG_8850

 

 

 

サスペンションやハブベアリング、ドライブシャフトブーツのリフレッシュはメール相談時にお聞きしていました。

 

数十点の部品が一つでも欠品していると作業が進行しないので、こんな時は事前に部品を取寄せておきます。

 

(その場合は部品代金を前金でお預かりし部品を発注。)

 

 

 

 

D-5のロアアームはボールジョイントの部品供給はなく、

ブーツとブッシュのみ or アームASSYでの供給があります。

 

 

ボールジョイント自体も劣化するので、

迷わずアームASSYで交換しましょう。

 

s-IMG_8775 s-IMG_8780 s-IMG_8779 s-IMG_8778

 

 

 

ナックルからハブベアリングを外してのリフレッシュは、

油圧プレスと冶具を使用してハブB/Gを交換しますね。

 

 

 

 

フロントに比べてリアハブB/Gは簡単に交換できるので、

今後異音が発生した時に交換しても問題ないと思います。

 

 

フロントはバラバラに分解しないと交換出来ないので、

今回は実施する事にしました。

 

ベアリングに裏表がありますので間違えないように圧入します。

 

 

s-IMG_6424 s-IMG_6426 s-IMG_6429 s-IMG_6430 s-IMG_6434

 

 

ナックル・ハブのさらに奥にあるのがドライブシャフト。

ブレーキなども含めると多くの部品を外さないと、アクセスしにくい部品でもあります。

 

 

 

 

近年のブーツ品質向上によりブーツ破れによるグリス飛散は少なくなりましたが、逆に劣化したグリス交換をする機会が無くなったのが現状です。

 

グリスも油脂類ですから必ず劣化しますので、こんな機会にリフレッシュ交換をしましょう。

 

磨耗異音が発生してからだとグリス交換では完治しないので、

結構高額な部品代が掛かりますよ~。

 

s-IMG_6398 s-IMG_6402 s-IMG_6405 s-IMG_6408

 

 

 

純正 IN・OUTブーツグリスKITでオーバーホールしますね。

 

ドライブシャフトのブーツは、

耐久性を重視するなら純正品がベスト。

 

 

 

s-IMG_6412 s-IMG_6414 s-IMG_6415 s-IMG_6416 s-IMG_6417

 

 

ショックアブソーバーも交換します。

 

今回はカヤバ製ニューSRスペシャルではなく、

純正品を選択されました。

 

 

ショックアブソーバーは純正orカヤバなら、

どちらを選んでも問題ありません。

(カヤバの方が少し安いです。)

 

 

 

ショック周辺消耗品も同時に交換しますね。

 

 

s-IMG_6438 s-IMG_6441 s-IMG_6442 s-IMG_6444

 

 

 

 

リア サスペンションも整備します。

 

フロント同様にショックアブソーバーを交換して、

ロアアームのブッシュを打ち替えします。

 

 

 

 

中空ロアアームのブッシュ交換はアーム内に冶具をセットし、SSTを使用してプレスで打ち抜きます。

普通に上から押し込むだけだと、アームが曲がって破損してしまいますよ~。

 

 

つまりこのブッシュは交換出来そうで、

冶具・SSTが無ければ出来ない箇所なのです。

 

 

 

スプリングの上下インシュレーターも同時に交換しますね。

 

s-IMG_8806 s-IMG_8811 s-IMG_8812 s-IMG_8807 s-IMG_8808 s-IMG_8809 s-IMG_8810

 

 

 

リアのホイールアライメントを調整するリンクロッドは、通常のリフレッシュプランでは交換しません。

 

ですが今回のD-5はカムボルトが、ブッシュの中で錆固着し全く動かず、アームを外す事もアライメント調整も出来ない状態でした。

 

 

 

s-IMG_8794 s-IMG_8795

 

 

 

こんな場合はブッシュ切断。

 

場所的に火花が出る切断工具は使えないので、

日立セイバーソーでカットします。

 

 

カットする箇所は左右合わせて計4箇所。

直径20mmのボルト&パイプを周りを傷付けずに切断します。

 

 

エアーソーは有ってもセイバーソーは普通の整備工場には無いでしょう。

(どちらか言えば建築解体業が使う道具ですね。)

 

超硬極厚用ソー替え刃を使用していますが、1箇所カットするのにまあまあ時間が掛かります。

 

s-IMG_8796 s-IMG_8799 s-IMG_8800 s-IMG_8801 s-IMG_8802

 

新しいアームを取り付ける時は、

調整用カムボルト首下にグリスを塗ります。

 

 

 

こうすると今回のような錆固着は無くなるので、5万・10万キロ走行後のアライメント調整時に困る事もないでしょう。

 

 

 

s-IMG_8813

 

 

 

 

フロント・リアのスタビライザーブッシュも交換しました。

 

s-IMG_8814 s-IMG_8815 s-IMG_8817

 

 

ブレーキ系もリフレッシュ。

 

ブレーキキャリパーは分解して完全洗浄し、

ブーツやシールを交換して適材適所のグリスアップ。

(用途に合わせて数種類のグリスを使い分けています。)

 

 

s-IMG_6292 s-IMG_6293 s-IMG_6371 s-IMG_6374 s-IMG_6376 s-IMG_6393 s-IMG_6394

 

 

 

 

 

ディスクローターは塩害による錆腐食が激しく、

ディスクローターを仮研磨しましたが厚みが限度を超えたので、

再利用は中止しました。

 

 

前後4枚ともに純正ローターにて新品交換します。

 

s-IMG_6287 s-IMG_6289 s-IMG_6290 s-IMG_6306 s-IMG_8853 s-IMG_8855

 

 

 

 

ブレーキパッドは段つき磨耗が激しく、

パット残量は有りましたが新品パッドに交換します。

 

s-IMG_8875 s-IMG_8876 s-IMG_8877

 

 

 

 

 

ブレーキフルードを交換しながら、

エア抜き作業を行いました。

 

 

s-IMG_8882 s-IMG_8891 s-IMG_8892 s-IMG_8893

 

 

 

 

 

 

デフオイル・トランスファーオイルも交換しますね。

 

NUTEC NC-70 75W90 全化学合成ギアオイル(エステル系)

 

s-IMG_8857 s-IMG_8862 s-IMG_8863 s-IMG_8865

 

 

 

LLCも圧送式で交換します。

 

添加剤も劣化し、着色も薄くなった旧LLCを回収しながら、新しいLLCに入れ替えていきます。

 

ラジエターリフレッシャーを使用して圧送式交換を行えば、エンジン・ラジエター・ヒーターのLLCをキレイに全量交換する事が可能です。

 

最後にLLLC再生強化剤を注入して防錆・消泡性能を強化しました。

 

 

 

s-IMG_8886s-IMG_8887s-IMG_8884 s-IMG_8890

 

 

 

 

D-5の初期型CVTは圧送式交換が出来ますが、それ以降のデリカには圧送式交換をせずに希釈式のフルード交換を推奨しています。

 

・オイルパンを外して洗浄し、磁石の鉄粉を除去。

・ガスケットも交換してストレーナーも同時交換。

 

s-IMG_8866 s-IMG_8867 s-IMG_8868 s-IMG_8869 s-IMG_8870 s-IMG_8871

 

 

ATFチェンジャーを使用してフルードを注入し、

排出を繰り返します。

 

 

使用するCVTFフルードはアイシンCFB。

(緑色の純正同等CVTフルードです。)

 

s-IMG_8912

 

 

 

 

 

黒い廃油がキレイになるまで、

注入・排出を繰り返しますね。

 

 

s-IMG_8905 s-IMG_8913 s-IMG_8917 s-IMG_8919 s-IMG_8921

 

 

いつもの圧送式交換とは作業工程が違うので、連続写真は撮れないのですが、十分キレイになるまではトータル20L以上のフルードを使用しました。

 

 

 

 

s-IMG_8923 s-IMG_8924

 

 

スキャンツールを接続して規定温度に収まるようにフルードレベルを調整し、フルード劣化度も初期化します。

 

また各学習値も初期化リセットしました。

 

 

s-IMG_8925 s-IMG_8926 s-IMG_8927

 

 

 

 

 

アライメントリフトに移動して、

分解したアームブッシュを1G締付。

 

不要なブッシュの捻れを開放し、マシ締めします。

(逆にこれをしないとブッシュが早期に破断します。)

 

 

 

 

s-IMG_8897 s-IMG_8898 s-IMG_8902

 

 

 

軽く試運転をしてからサスペンションを馴染ませて、

ホイールアライメントを調整しますね。

 

 

 

s-IMG_8931 s-IMG_8946

 

ハンター社(ホークアイWA470)

最新鋭のホイールアライメントテスター

 

4つの高精度センサーと軽量樹脂製ターゲットで、

正確な数値を弾き出します。

 

 

 

 

 

イヤサカ ビシャモン アライメントマルチリフト

高精度の水平レベルを長期に渡り維持する、

信頼性の高い国産NO,1リフトのビシャモンリフト

 

 

 

s-IMG_8940

 

 

 

 

作業開始から数分後に演算された数値はこんな感じ。

 

組み付けただけの状態なので、

バラバラな方向にタイヤホイールが向いていますね。

 

 

s-IMG_8933 s-IMG_8934

 

 

 

整備書に記載されている調整箇所はもちろんですが、

記載されていない箇所もゴニョゴニョ作業しながら、

左右差が出ないようにキレイに整えていきますね。

 

 

 

s-IMG_8939

 

ほぼ10分以内の左右差に収まり、これで高速安定性は新車時か?新車時以上にはなっていると思いますよ~。

 

 

このあと試運転を繰り返し、

チェックを重ねて作業が完了しました。

 

 

 

 

 

納車時に作業内容を画像を交えながら説明をしています。

(コレがこんな風になっていて、整備でこうなりました。)

(ココがこうなるとアソコが駄目になります。)

(今は問題ないですが今後この箇所の故障が気になりますね)

 

 

ここまで整備すれば当分はノーメンテで大丈夫ですが、

気が付いた事はメンテアドバイスをさせていただいています。

 

 

s-IMG_0007

 

 

本日もミナト自動車ブログ 日々是好日に

お越しいただきありがとうございます。

 

 

部品をある程度揃えておけば、お預かり期間は約2週間。

 

前半の1週間でプラン制作/御見積と整備進行。

後半の1週間で試運転&チェックに納車日の調整。

 

こんな感じでお預かりするのが多いですね。

 

 

 

弊社ブログから気になるリフレッシュプランがありましたら、何年何月の○○○の整備ブログは総額おいくらですか?と聞いていただけるとお答え出来ます。

 

その費用を参考に整備予算を組んでいただけると幸いです。

 

 

 

PCから弊社ブログをみると分かりやすいですが、スマホの場合は最下部に検索欄やタグ、カテゴリー分けをしていますのでそちらを利用して愛車に近い類似車両を見つけてくださいね。

 

 

リフレッシュプランのご相談・ご予約はHP(お問い合わせフォーム)からお待ちしています。

http://securityfeed.info/blog/?p=12375

こちらのブログも参考にしてお問い合わせいただけると助かります。

 

 

どうぞ宜しくお願い致します。

 

 

 

2019年1月7日

このページのトップへ