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埼玉県からCX-5のDSC依頼。 sky-D2.2の煤除去作業。 

埼玉県からお越し頂きました。

 

マツダ CX-5 KE2FW ディーゼル

H25年 走行距離 92300km

 

 

sky-Dのインテーク系に蓄積する煤を完全除去する

DSC(ドライアイス・ショット・カーボンクリーニング)

のご依頼です。

 

ありがとうございます。

 

 

s-IMG_1208

 

普段は信号の少ない道を

30分以上掛けた通勤使用がメイン。

 

 

 

よくネットで言われる

・完全暖機をすれば、湿気が無くなり煤が固まらない。

・チョイ乗りは煤が溜まりやすい。

 

これって本当にそうなんでしょうかね?

確かめた人はいるのでしょうか?

 

そう思ってしまう今回のDSC作業です。

 

 

 

 

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入庫後にスキャンツールを接続し、

ECUライブデータをチェック。

 

5つの数値を確認すれば、

だいたいの蓄積度が分かります。

 

 

 

 

 

蓄積具合を予想しながら

サクサク分解して

インテークマニホールドを外してみました。

 

 

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過去のsky-DへのDSC入庫車両でも

トップ5に入るほどの蓄積具合。

 

 

ここまで蓄積していると、

遣り甲斐がありますね~。

 

 

 

 

s-IMG_1151

 

インマニ入り口の吸気経路は

7割ほど煤で塞がっています。

 

 

これで走行出来ているので、

ある意味スゴイですね。

 

 

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E/Gシリンダヘッド側の吸気ポートも、

なかなかの蓄積具合。

 

 

ポート内径が20%ほど狭くなっていますね。

 

 

s-IMG_1190

 

 

 

恒例のホジホジをするとこんな状態で、

手作業での掃除はお手上げでしょう。

 

 

ですがDSCなら余裕で除去できますよ。

 

 

 

 

 

 

 

ところで

ここまで煤が蓄積するとどうなるのか?

 

チョット画像を交えて個人的見解を。

(間違っていたらゴメンなさい。)

 

 

s-IMG_1137

 

赤矢印 フレッシュエア (ターボ過給・酸素O2)

青矢印 EGR系統 (煤多い・CO2)

 

過給空気とEGRが合流するインテークマニホールド。

(複雑な形状をしています)

 

 

 

インマニ入り口に煤が蓄積するとどうなるか?

 

簡単に言えばインテークマニホールドから

燃焼室までの吸気状態が、

 

・フレッシュエアが入りにくい。

・EGRが必要以上に入りやすくなる。

 

 

>EGRは不活性ガス(CO2)

>EGR経路は高温高圧のため煤は溜まらない。

>もちろん各EGRバルブにも蓄積しない。

>低温の新気と合流すると、インマニ以降で蓄積する。

 

 

 

下の画像のEGRパイプなどには、

煤が蓄積することは無いのです。

(薄っすら付着する程度)

s-IMG_1135

 

 

EGRが過流入しやすい蓄積したインマニは

急加速時などにはECUが演算(想定)した以上に

EGRが流入します。

 

 

 

結果、排気ガスに煤が多くなり、パワー出ない。

(噴射燃料量に対してCO2が多くO2が不足しているから。)

 

 

スグにエキゾーストのO2センサーからフィードバックするが、

わずか一瞬だけはECUの演算が対応できない。

 

 

 

 

アクセルのレスポンスが悪くなり、

さらに踏み込めば少し遅れて過給が追いつき

ドッカンターボ状態。

 

 

 

 

ほんの少し遅れただけですが、

塵も積もれば山となる。

 

 

新車時に比べて

アクセルワークのリニア感が無くなるでしょう。

 

 

s-IMG_1164

 

 

EGRの役割は

ガソリンとディーゼルのエンジンでは少し違います。

 

 

ディーゼルの場合は環境対策を全く無視すれば、

パワーダウンするEGRは邪魔なのですね。

 

 

 

 

それにインテークポートに煤が溜まれば、

通路が狭くなり流速が早くなって・・・問題なし??

 

 

 

これも間違いだと思います。

 

プラド

トヨタ資料引用

 

 

 

最新のトヨタプラドに搭載されたディーゼルエンジンは、

いかに空気をシリンダーに充填するかがキーポイント。

 

 

ストレート形状でスワール気渦などをあまり発生させずに、

ズドンと流して流入量をアップ。

 

 

 

 

 

水道蛇口からホースで早くバケツに水を貯める時、

ホースの先端を指で摘むでしょうか?

 

摘めば流速は早くなりますが、

流量は減るはず。

 

ディーゼルなんて空気(酸素)を吸って

ナンボのエンジンですからね。

 

 

 

s-IMG_1186

 

 

解説を止めて作業に戻ります。

 

 

 

インテークマニホールドを軽くホジホジして

ある程度は煤を取り出しました。

 

いつもより煤の量は多く、

コーヒー缶2個以上はありそうですね。

 

 

 

 

s-IMG_1169 s-IMG_1171 s-IMG_1170

kkkk

 

直噴ガソリンエンジン用の整備として

弊社が開発したDSC。

 

ドライアイス洗浄の利点を応用し、

試行錯誤で完成しました。

 http://securityfeed.info/dsc/

 

 

 

 

ドライアイスペレットを

圧縮空気で高速噴射。

 

 

エンジンにノーダメージで

複雑な形状の吸気ポートを洗浄します。

 

 

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軽く数秒ショットすれば、

ペレットが直撃した個所だけキレイに剥離しましたね。

 

 

 

数種類の特注DSCノズルを使い分けて、

ポートやバルブ傘部までキレイにします。

 

 

 

 

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4気筒8ポートを全て洗浄しました。

 

インテークバルブの傘部に固着する煤も除去していますよ。

 

 

 

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煤が固着結合する原因の一つ、ブローバイからのオイル過流入。

 

 

インタークーラーに溜まるので洗浄液で洗い流しました。

(DSCと同時にオススメしています。)

 

 

 

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インテークマニホールドやEGRバルブ、

吸気シャッターバルブなどもDSCで洗浄します。

 

 

再使用不可部品はガスケットのみ。

 

 

 

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今までのsky-D2.2へのDSC依頼者には、

マツダディーラーにお勤めの方も数人いました。

 

 

会話の中でアレは止めた方が良いのですけど・・・

と聞いたのが、インマニに刺さる吸気圧センサーの掃除。

 

 

センサーを外した事により、煤の結束が緩み脆くなる。

 

s-IMG_1143

 

こんな煤が吸い込まれて

インテークバルブに挟まればゾッとしますよね。

 

 

無闇に吸気系の部品は外さない方が良いかと思います。

 

 

s-IMG_5824

 

 

全ての部品を組み立てて、

エンジン始動・完全暖機。

 

 

各学習値をリセットして、

燃料噴射補正を再学習。

 

 

翌日納車となりました。

 

 

 

 

s-IMG_5822

 

 

初代初期型CX-5なので4年経過。

 

もう10万キロ手前まで走行しているので、

一日の走行距離は多い方だと思います。

 

 

 

過去のDSC実績と

ユーザーさんの使用環境等をお聞きしていると、

 

5万キロ毎にDSCでリフレッシュ清掃すれば良いのでは?

と個人的には思っています。

 

 

 

高トルクとレスポンスが良いのが持ち味の

sky-D2.2が鈍ってくるのはモッタイナイ。

 

名刀でも研がずに錆びてると、

駄刀になってしまいますよね。

 

 

 

 

 

メーカーやディーラーさんが推奨する整備だけが、

全てではないと思いますよ。

 

 

 

sky-D2.2へのDSC依頼・御見積は

HP(お問い合わせフォーム)からお待ちしていますね~。

 

Happy Car Life!!

 

 

 

 

追記

 

さすがにあれだけ蓄積していれば、

変化があるだろうと思っていましたが

本日オーナーさんからお礼とレビューを頂きました。

 

加速と燃費がハッキリ向上したそうですよ。

(驚いたようですね。)

 

 

入庫問診では普段の使用ではあまり不具合はなく

いたって普通だと思いますとお話されていました。

 

 

まぁ走るちゃ~走るんでしょうが、

新車からジワジワ劣化してくると

体が馴染んで気が付かないのでしょうね。

 

 

 

オーナーさんにお伝えしたのは、

(それが本来のsky-D2.2のフィーリングです)と。

 

どんな機械もメンテナンス次第だと思いますよ。

 

 

 

 

2017年3月14日

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